金融資産と実物資産

個人が主に投資する金融資産は、株式、ETF(上場投資信託)、外貨を購入するFX(外国為替証拠金取引)などがあります。株式やETF(上場投資信託)は価格変動リスクがあり、購入価格よりも値上がりしたときに売却すれば売却益を得ることができます。外貨の場合も同様に、購入価格よりも値上がりしたときに売却すれば売却益を得ることができます。例えば1ドルを100円で購入し、120円で売却すれば20円が売却益を得られます。これをキャピタルゲインと言います。

実物資産とは形があるものを指し、土地や建物、貴金属など、そのもの自体が価値を持つものであることを言います。これに対し、現金や株式などの有価証券のことを金融資産と言います。一方、実物資産は土地やアパート・マンションを購入する不動産や、金、プラチナ、銀などの貴金属、また美術品を購入する場合もあります。いずれも値上がりすれば売却益を得ることができますが、土地やマンション、アパートなどの不動産の場合は、売却益以外にも賃貸等で利益を得ることも可能です。

金融資産と実物資産の違いは、実物資産は現物が存在するということです。株式や有価証券などの金融資産は、会社倒産等の影響で無価値化するリスクがありますが、不動産や金属類のような資産は、値下がりしても無価値することはありません。株価や為替は世界情勢の影響を受けやすく乱高下します。しかし、実物資産は歴史的に見ても世界情勢の影響をうけにくい傾向があります。